【簡単解説】インプラント治療の流れを段階ごとに7ステップで紹介!

インビザラインコラム一覧

「インプラントにしたいけれど具体的にどんな流れで治療するんだろう?」

「何回も歯医者さんに行かないとだめなのかな?」

インプラント治療を検討されている方なら、誰でもこのような疑問をお持ちでしょう。インプラント治療の流れは工程が複数あり、何度も通院して徐々に治療を進めていきます。「歯医者に行ってその日にインプラントにできる!」というわけではありません。

当記事ではインプラント治療の流れを、以下の7ステップに分けて簡単に解説します。ただし今回解説する内容は、当院における最も一般的な治療の流れであり、全ての医院に当てはまるわけではないのでご注意ください。

  1. 初診・無料カウンセリング
  2. 治療前の各種検査(CTデータ、歯周病検査、口腔内スキャンなど)
  3. 治療計画の説明とお見積もりの説明
  4. 事前治療
  5. 手術
  6. 治療完了
  7. アフターケアとメンテナンス

当記事を読めば、インプラント治療の流れがわかるので、インプラント治療を受けるかどうかを決める手助けになるでしょう。

当サイトではインプラントについて、幅広い内容を紹介しています。より広くインプラントについて知りたい方は、こちらの記事で「インプラントの基本の全て」を解説しているので、併せてご覧ください。

>>【徹底解説】安心してインプラント治療を受けるには?インプラントの基礎知識

インプラントの手術過程には大きく分けて2つのパターンがある

インプラント治療の流れを説明する前に、インプラントの手術には大きく分けて二つの種類があることをご説明します。

インプラントの手術は、基本的には以下の2種類に分類されます。

  • インプラント一回法:麻酔や切開を伴う外科手術を1回行う
  • インプラント二回法:麻酔や切開を伴う外科手術を2回行う

医院の方針や患者様の患部の状態によって、どちらの手術を選択するかは異なります。当記事では治療の流れの中で、インプラント一回法・インプラント二回法、どちらを採用した場合の治療の流れも記載します。

またインプラント一回法と二回法それぞれの細かな違いは、以下で詳しく解説します。インプラント治療全体の流れを早く知りたい方は、こちらを読み飛ばしていただいても構いません。

インプラント一回法は通院期間が短い!ただし対応できない場合も

インプラント一回法は、麻酔と切開を伴う外科手術が一度で済みます。そのため通院回数や通院期間が短く、患者様の心身の負担も少ないです。

ただしインプラント一回法は比較的新しい手術の方法で、あまり得意としていない先生も多いようです。またインプラント一回法は、患部の状態によっても施術できないことがあります。

  • 患部の状態(あごの骨の量が十分にあるかなど)
  • 医師の経験
  • 医院の設備

これらの条件が十分に満たされていないと、インプラント一回法は適用できません。

インプラント二回法は通院期間が伸びるが多くの症例に対応できる

インプラント二回法は、麻酔と切開を伴う外科手術を二度行います。一度目の手術と二度目の手術の間には、治癒期間として数ヶ月間の期間を開けるため、治療・通院期間が長引きます。

その代わりにインプラント二回法は、手術を二回に分けることで、一回法よりも幅広い症例に対応可能です。また、「インプラント一回法はあまり行わない」という医師も、インプラント二回法は得意としている場合が多いようです。

多くの医院で受けることができ、多くの症例で適応できるインプラント二回法は、よりポピュラーなインプラント治療法だとされています。

インプラント治療全体の流れは医院によって異なる?手術の流れはほとんど同じ

インプラント治療全体の流れは、医院によってある程度は変わってきます。ただしほとんどの医院で、手術の流れは大きな差がありません。

医院によって、一回法で手術を行うか二回法で手術を行うか、といった違いは出てきますが、手術の流れ自体は変わりません。(もちろん同じ手術でも医院の設備や医師の技術によって、クオリティには「差」が生まれます。あくまでも流れは変わらない、というだけの話だと考えてください。)

では治療全体の中で、医院によって違いが出やすい部分がどこかというと、以下の2点です。

  • 治療前のカウンセリングや精密検査
  • 治療後のアフターケアとメンテナンス

治療に入る前のカウンセリングや検査の流れは医院によって異なる

インプラント治療の際には、カウンセリングや事前の検査が欠かせません。ただしカウンセリングや検査の流れは、医院によって異なります。

流れというと少し違いますが、医院がカウンセリングにかける時間や、親身にカウンセリングしてくれるかには注目すべきでしょう。

また検査も非常に重要です。レントゲンだけで検査を簡単に終わらせる医院もあれば、しっかりとCTをとってくれる医院もあります。検査をしっかりしてくれる医院であれば、その分インプラントの手術で失敗する可能性が下がる、と考えても問題ないでしょう。

インプラントは治療後のアフターケアやメンテナンスも重要!

インプラント治療は、手術が終わって日常生活に戻った後の、アフターケアやメンテナンスも非常に重要です。

インプラント治療を行った後にケアを怠ると、「インプラントの歯周病」とも呼ばれるインプラント歯周炎を発症する場合があります。また定期的に医院でメンテナンスをしなければ、かみ合わせが悪くなったり、さまざまな弊害が出ます。

インプラント治療を行う医院を選ぶ際には、「アフターケア」や「メンテナンス」まで含めて、一つの治療だと捉えているような医院を選ぶのが良いでしょう。

当院インプラント大阪での実際の治療の流れを7STEPで解説!

前置きが長くなりましたが、ここからはいよいよインプラント治療の流れを解説します。

ただしインプラント治療の流れは、症例や医院の方針によっても異なります。そのため今回は、当院で行っている最も一般的なインプラント治療の流れを解説します。

当院では基本的に、インプラント治療を以下の7STEPで行っております。

  1. 初診・無料カウンセリング
  2. 治療前の各種検査(CTデータ、歯周病検査、口腔内スキャンなど)
  3. 治療計画の説明とお見積もりの説明
  4. 事前治療
  5. 手術
  6. 治療完了
  7. アフターケアとメンテナンス

それぞれのステップについて、以下で詳しく解説します。治療全体の流れが知りたい方は全体を、また知りたい箇所が決まっている方はその箇所を、ぜひご覧ください。

STEP1:初診・無料カウンセリング

当院ではインプラント治療を行うかどうかを決める前に、まずはカウンセリングを行います。

カウンセリングでは、どんなことでもいいので、お困りのことやご要望を教えていただきます。カウンセリングは、インプラント治療の際の患者様の希望を聞くだけ、というわけではありません。「インプラントではない方が良さそう」「今治療するべきではない」といった結果が出る場合もあります。

当院ではカウンセリングを、「当院で後悔のない治療を行ってもらうためのもの」だと位置付けています。

STEP2:治療前の各種検査(CTデータ、歯周病検査、口腔内スキャンなど)

インプラント治療において、治療前の検査は非常に重要です。カウンセリングだけではわからない、患者様の口腔内のデータを取得し、以下のような内容を判断します。

  • 口腔内がインプラントに適した状態なのか
  • インプラントよりも適した治療法の有無
  • インプラント治療を行う際の最適な手術法
  • 骨格の形や骨の密度
  • 歯周病の有無

当院では、原則としてCTの撮影と歯周病の検査、口腔内のスキャンを行っています。これらの検査はインプラント治療を行う上で欠かせないものだと考えています。もちろん全ての医院が同様の検査をしているわけではないので、ご注意ください。

当院のインプラント治療設備などは、こちらのページよりご確認ください。>>インプラント大阪の設備

STEP3:治療計画の説明とお見積もりの説明

STEP1でカウンセリング、STEP2で検査を行い、いよいよ治療計画を作成します。治療計画に従ってお見積もりを作成し、患者様にご説明をいたします。

この段階で、治療計画に不満があったり、検査結果に不安がある場合は、再度しっかりと話し合い、インプラント治療を受けるかどうかを決めていただきます。

当院で作成したお見積もりと治療計画に納得していただければ、ご契約を結び、いよいよインプラントの治療が始まります。

STEP4:事前治療

ようやくインプラント治療が始まりますが、いきなりインプラントを埋め込む手術が始まる、というわけではありません。大抵の場合は、インプラント治療の前に何らかの治療が必要になります。以下で、インプラント治療前に必要な、事前治療について解説します。

もちろん口腔内や骨に何の問題もなければ、STEP4を飛ばしていきなり手術に入る場合もあります。ですがやはり、口腔内には自分では気づけない問題があることは多いので、何かしらの事前治療が必要になると考えておいた方が良いでしょう。

インプラント治療前の歯周病治療

歯周病がある方は、インプラントの手術前に歯周病の治療が必要です。

歯周病治療を行わなければ、以下のような問題に繋がる恐れがあります。

  • あごの骨にインプラント体を埋め込む際、歯周病菌が患部に入り込んでしまう
  • インプラント歯周炎を発症する

当院のスタッフには、歯周病学会認定衛生士が在籍しております。歯周病がある方も、安心して治療を受けていただけます。>>インプラント治療には衛生士が重要!インプラント大阪のスタッフについて

インプラント治療前の骨造成・骨移植

インプラント治療はあごの骨にインプラントの土台部分を埋め込み、あごの骨を支えにして人工の歯を装着します。そのためあごの骨が弱かったり密度が低い場合は、支えが不十分になってしまいます。

もしそのままの状態で、インプラント手術を行うと、インプラントがガタガタしたり、最悪の場合抜け落ちてしまいます。

そのためあごの骨が弱い方や密度が低い方には、先にあごの骨を移植したり骨を増やしたりする治療を行います。>>骨が足りなくてもインプラントができる?骨造成・骨移植について解説

インプラント治療前の歯肉の移植

歯茎が柔らかかったり痩せてしまっている場合には、歯肉の移植手術をお勧めしています。特に前歯の歯茎が痩せている場合などは、審美性が損なわれ、せっかく綺麗なインプラントを入れても見た目が悪くなってしまいます。

さらにインプラント治療後にインプラント歯周炎になりやすかったりと、問題が起きる場合もあるでしょう。

そういった場合には、痩せた歯茎に健康な歯茎を移植する手術を行います。難易度の高い手術ですが、当院では日常的に行っているため、安心して治療を受けていただけます。>>インプラント手術の際の歯肉の移植って?歯茎が柔らかい、薄い方は必見

STEP5:手術

カウンセリングや検査、契約、事前治療が済むと、いよいよインプラントの手術が始まります。

先述したとおり、インプラントの手術には以下の2通りの手術法があります。

  • インプラント一回法
  • インプラント二回法

上記どちらかの手術を行って、最後に人工歯をセッティングして、治療完了となります。

それぞれの手術法で、インプラント治療にかかる時間や通院の回数などが変わってくるので、以下で簡単に解説します。より詳しくインプラント治療の治療期間を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。>>インプラント治療にかかる期間や必要な通院回数は?治療方法ごとに解説

インプラント一回法の場合

インプラント一回法の手術を行う場合、一般的には1回〜2回の通院で、期間は1.5ヶ月〜3ヶ月ほど必要だとされております。当院の場合は、最新の設備を使用するため、期間は平均で3週間〜1.5ヶ月程度となります。

この期間でインプラント体をあごの骨に定着させ、定着が確認できれば人工歯をセッティングします。

通院回数や定着にかかる期間は、医院の方針や設備、技術、患部の状態によって左右されるため、あくまでも目安程度に考えていただくようお願いします。

インプラント二回法の場合

インプラント二回法の手術を行う場合、一般的には4回〜7回の通院で、期間は4ヶ月〜9ヶ月ほど必要だとされております。当院の場合は、最新の設備を使用するため、平均で通院回数は3回〜5回、期間は2.5ヶ月〜4ヶ月程度となります。

この期間でインプラント体をあごの骨に定着させ、定着が確認できれば人工歯をセッティングします。

通院回数や定着にかかる期間は、医院の方針や設備、技術、患部の状態によって左右されるため、あくまでも目安程度に考えていただくようお願いします。

STEP6:治療完了

セッティングした人工歯のかみ合わせなどを確認し、問題がなければ治療完了となります。もちろん人工歯をセットしてすぐは、違和感があるかもしれませんが、それも少しずつ慣れてくるでしょう。

ただし人工歯をセットしてからある程度たっても違和感が消えなかったり、噛む時に痛みが出たりする場合は、すぐに医院で再診してもらいましょう。

STEP7:アフターケアとメンテナンス

インプラント治療を本当の意味で成功させるには、治療後のアフターケアとメンテナンスが最も重要だといっても過言ではありません。

インプラント大阪では、1年に3回のメインテナンスを行なっております。お口の中を隅々までチェックを行い、歯石やプラーク除去を行います。また噛み合わせ、定期的にレントゲンを撮り骨の状態のチェックも行います。

これらのメンテナンスを行うことで、インプラント歯周炎やかみ合わせの悪化を防ぎ、インプラントを長持ちさせます。インプラント治療は高額だからこそ、メンテナンスを面倒くさがらずに定期的に受けることで、より長くお得にインプラントを使い続けることができるはずです。

要注意!カウンセリングや検査が不十分な医院も存在している

ここまでインプラント治療の流れを解説してきました。日本には高いインプラント治療技術を持つ歯科がたくさんありますが、手術だけがうまくても不十分です。当院ではインプラント治療はアフターケアや定期的なメンテナンスまで含めて、一つの治療だと考えています。

残念ながら、インプラントの人工歯を取り付けたあとは放ったらかし、という医院のお話も聞くことがあります。歯科医院としても、メインテナンスに時間を使うより、新たな患者様に治療を施した方が儲かる、というのが正直なところです。

もちろん多くの医院が、しっかりとアフターケア・メンテナンスを行っています。あなたがインプラント治療を行う際には、医院の口コミや症例などをしっかりと確認し、アフターケア・メンテナンスまでしっかりと行う医院を選びましょう。

まとめ:インプラント治療の流れは医院によって異なる!カウンセリングや検査を重視しよう!

当記事では、インプラント治療の流れを解説しました。今回紹介したインプラント治療の流れは、以下の通りです。

  1. 初診・無料カウンセリング
  2. 治療前の各種検査(CTデータ、歯周病検査、口腔内スキャンなど)
  3. 治療計画の説明とお見積もりの説明
  4. 事前治療
  5. 手術
  6. 治療完了
  7. アフターケアとメンテナンス

インプラント治療の流れは医院によっても多少異なるため、今回は当院のインプラント治療の流れを解説しています。特にカウンセリングやアフターケア、メンテナンスなど、直接手術に関係ない部分は、医院によってさまざまです。

インプラント治療技術が高い歯科は日本中にありますが、技術だけでなくカウンセリングやメンテナンスも重要です。これらをしっかりと行ってくれる歯科を選べば、後悔のないインプラント治療を受けられるでしょう。

当院は最新の設備と高い技術を持ったドクターが、インプラント治療を行います。カウンセリングやアフターケア・メンテナンスにも力を入れており、特にカウンセリングは無料で行っています。少し話を聞いてみたい、という方でももちろん歓迎しておりますので、ぜひ一度気軽にお問い合わせください。

articles